《ファーストラヴ》第159回直木賞を受賞した島本理生の同名サスペンス小説を北川景子主演、堤幸彦監督のメガホンで映画化。父親を殺害した容疑で女子大生・聖山環菜が逮捕された。
彼女の「動機はそちらで見つけてください」という挑発的な言葉が世間を騒がせる中、事件を取材する公認心理師・真壁由紀は、夫・我聞の弟で弁護士の庵野迦葉とともに彼女の本当の動機を探るため、面会を重ねるが、二転三転する環菜の供述に翻弄されていた。
真実が歪められる中、由紀はどこか過去の自分と似た何かを感じ始めていた。由紀の過去を知る迦葉の存在、そして環菜の過去に触れたことをきっかけに、由紀は心の奥底に隠したはずの「ある記憶」と向き合うことになる。
由紀役を北川が演じるほか、迦葉役を中村倫也、環菜役を芳根京子、我聞役を窪塚洋介がそれぞれ演じる。
シモキタブレイザー
プロット
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02.16 영화관 안에서
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02.16 영화관 안에서
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ファーストラヴ총 (20) 개의 댓글
ただ、ようやく本作で、その記録を更新することができました。
多くの「サスペンス映画」では、どこかバランスの悪い面があり、キチンと人間像等が描かれていない印象でしたが、本作はかなり深いところまで描けています。
冒頭の殺人事件は、一見すると簡単そうな話でも、北川景子演じる公認心理師が「本の題材」として取材してみると、意外と深そうな「仮説」が見えてきます。そして中村倫也が担当弁護士を務め、北川景子と共に事件の真相を探っていきます。
ただ、芳根京子が演じる「父親殺しの容疑者」である女子大生は一癖も二癖もあるので、何が本当で何が嘘かは分かりにくい面があります。
ちなみに、面会室のシーンでは、特に北川景子と芳根京子による「ガラス越しの演技の応酬」が凄まじく、芳根京子の演技に圧倒されます。
本作が面白いのは、容疑者の過去・現在だけではなく、それぞれの登場人物が過去・現在と対峙することで、様々な化学反応が生まれ、深みを増していく点です。
通常は、そこまで広げると話が散漫になりますが、本作では登場人物を多くしていない分、焦点が絞りやすくなっていて、混乱することなく巧みに深い世界へと誘ってくれます。
出だしからラストに至るまで丁寧に作られていて、それぞれの出口が用意されている点も良かったです。
過去に負った心の奥の深い傷、忘れたくても忘れられない傷。
心の傷と向き合う、芳根京子さん演じる環菜と、北川景子さん演じる由紀の姿が、胸を締め付けました。
あと、中村倫也さん演じる迦葉の由紀に対する想いと、窪塚洋介さん演じる我聞の由紀に対する愛、それぞれに胸が熱くなりました。
環奈に面会に来た由紀とのシーンで、環菜が取乱すところがあるんですが、あえてサイレントで、動きと表情だけで表現されてて、とてもグッときた心に残るワンシーンです。
ストーリー的には、父と娘の間にある性的な問題、母と娘の心の距離、自傷、殺人、夫婦愛、兄弟愛…とっても複雑で難しい内容だったと思いますが、ちゃんと闇に光がさすのが見える終わり方で、私は久しぶりにエンドロールの間、余韻に浸りました。
とても素敵な映画でした。
一方で、物語的には今一つすっきりしません。
殺人被疑者の心の闇を解き明かそうとする公認心理師を北川が演じ、その夫と義弟の関係、主人公の過去を絡めて物語が進行します。
殺人被害者に関して、ペドフィリア(少女性愛)の被害という要素をはっきり出せばわかりやすいけど、児童ポルノの関係で中途半端にしか映画で描くことができなかったんですかね。
また、主人公の過去のトラウマが今一つ説得力がないというか、しっくりこない。〇〇に対する嫌悪感というのならわかるのですが。
ついでに言えば、△△の初恋の人が一度断った法廷での証言を行った動機の説明もないし、××の母親のリストカットも理由が不明。
原作は賞をもらった作品なのに、今一つすっきりしないのは何故でしょうか?
最後に一言、北川と中村倫也の学生時代の妙ちくりんなラブシーン。あれ何なんですかね?
公認心理師の由紀が本当の動機を探ろうと女子大生と面会を重ねていく。
情緒不安定な女子大生のウソかホントか分からない供述。
そして、徐々に見えてくる真実。
女子大生の過去が見えてくるにつれ、由紀の記憶の奥底に閉じ込めていた記憶も甦り・・・
テーマが非常に重く、考えさせられる作品です。何ともやるせない内容ではあるものの、少なからず何かしらの光と感動を最後には与えてくれます。
観終わった後、タイトルのファーストラブは果たして何を指していたのだろう?と考えていたが、よくよく考えてみると様々な形の愛が語られており、見る人によって印象に残る愛が変わってきそうな作品だと感じました。
自分にとっては子供への愛。
親の一言がどれだけ子供に影響を与えるのか。
自分は果たしていい父親ができているのか。
ふとそんな事を考えてしまいましたね。
告知でサスペンス要素煽りすぎたせいでこんなものかってなってしまった。
芳根京子の心の扉が結構緩かったのか、それとも北川景子の心理師としての腕が神業だったのか知らないが、結構あっさり真相がわかった印象。
エピソードが胸クソ話ばかりで、うけつけない人はホントに無理かもしれない。
芳根京子が今作のような役を演じると、あのキュートで可愛らしい大きくクリクリした目と丸い黒目があんなに怖くなるのかと思った。
終始どんよりした雰囲気ではあるが、窪塚洋介の優しさが全てを包み込んでくれる。