世界から注目を集めたインド発の教育プログラム「スーパー30」の誕生に情熱を燃やした男の実話を基に描いたヒューマンドラマ。貧しい家庭に生まれたアーナンドは数学の才能を認められ、イギリス留学のチャンスを得る。しかし家計からその費用は出せず、当てにしていた援助も断られ、いつも励ましてくれた父も心臓発作で他界。留学を断念し、町の物売りとして暮らしていた彼は、予備校を経営するラッランに見いだされて人気講師となる。やがてアーナンドは路上で勉強する貧しい若者との出会いをきっかけに、私財を投げうって私塾「スーパー30」を開設。意欲と能力がありながらも貧困で学ぶことができない子どもたち30人を選抜して無償で寮と食事を与え、最高学府・インド工科大学を目指して数学と物理を教え始める。教育をビジネスとしか考えないラッランに妨害されながらも、アーナンドは型破りな教育で生徒たちを導いていく。主演は「WAR ウォー!!」のリティク・ローシャン。
スーパー30 アーナンド先生の教室총 (20) 개의 댓글
英語だけの20分舞台、観客を巻き込んで盛り上がりました。
ラスト30人全員合格は、すばらしい!
こういうプロットなので、当然インド版『ドラゴン桜』じゃないのかと期待してしまうのが自然ですが、こちらの常識や基本動作とは全く文法が異なるインド映画。絶望的な格差社会への強烈な風刺をコッテリ練り込んだ歌と踊りでこれでもかとドラマをデコります。とにかく延々と繰り返されるのは“王になるのは王の子”という絶望的な現実。理不尽に理不尽が積み重なった末に訪れるクライマックスは子供達が知恵で戦う『刑事マルティン・ベック』ミーツ『要塞警察』みたいなアクションスリラーになるのでビックリ。インド映画なので当然ながら154分という長尺ですが冒頭からずっと見せ場しかないのであっという間に終幕、絶望的な世襲社会に生きる我々にとっても爽快感しかないファンタジーに昇華します。
笑いも涙も全部載せなのに、これが実話ベースの物語だということにも驚きますが、終幕の最後を飾る一言に椅子から転げ落ちます・・・インドってやっぱり恐ろしい国だと戦慄します。
何ですね。30人が受験して全員合格させるなんて、生徒達も元々優秀でやる気があって、その上に良い先生に巡り合わないと出来ない事ですよね。自分の悔しさから、あそこまで自分や家族の生活を犠牲にできるなんてなかなか出来ない事です。弟さんも凄いですよね。