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西遊記2 妖怪の逆襲총 (20) 개의 댓글
何はともあれチャウシンチーなわけですから、あんまり深刻に息つめて見る映画じゃありません(いい意味で)。
笑いのパターンは日本人向けではなく、面白くないはずなのに笑ってしまう。
CGと吹き替えの声優陣は豪華。
あと最後のシメはやはりGメン75。
この作品の三蔵法師は私のイメージしている三蔵法師とは違い少し身勝手な印象だ。
コメディ要素が強いが、アクションはVFXと相まって見応えがある。
最後のおまけは好きだった。
今回シンチーはプロデュースと脚本だけで、監督は名匠ツイ・ハーク。
これもこれで贅沢な組み合わせ。
前作が“はじまりのはじまり”だったのに対し、今回は旅の最中。
妖怪退治をしながら、天竺への旅を続ける三蔵法師とその一行。
より皆が知ってる『西遊記』らしくなり、誰でもすんなり見れるようになったのでは。
旅は苦行と言うより、次から次へとトラブルばかり。
時には大道芸みたいな事をしながらの貧乏旅。
三蔵は病気に。
蜘蛛女の妖怪ら魔の手が襲い来る。
でも一番頭が痛いのは、悟空。
三蔵は荒っぽい悟空に手を焼き、悟空は三蔵の説教に嫌気。
関係は険悪。
やがて一行は、子供のような性格の国王が治める国へ辿り着く。そこで待ち受けていたのは…。
引き続きシンチー印のありえねー!アクションとベタベタな笑い。
はっきり言ってCGはアニメチック。
でも、そのチープで雑な感じが娯楽中国ファンタジーなんだな。
それでも堂々とたっぷりのCGを用いたクライマックスのバトルとスケールはなかなかの大作感。
笑いはもはやコントだ。
ドラマのメインは、三蔵と悟空。
何度も何度も衝突し、遂に仲違い。三蔵は悟空を破門し、悟空は敵意剥き出しに三蔵に迫る。
二人は、このまま…?
前作同様、ラストは切ない悲恋要素を織り込み、バランスも取る。
今回も楽しめるのは楽しめる。
が、どうしても残念でならない点が。
キャスト一新。
それにツイ・ハークも悪くないが、監督はシンチーじゃない。
これで続編と言えるのか…?
回想シーンで前作ヒロインのスー・チーは続投していただけに…。
どうせなら、金角・銀角、牛魔王、天竺まで見たい。
願わくば、シンチーが監督に復帰し、元のキャストで…。
でも一度変わったものが戻る事は無いかな…。