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シスタースマイル ドミニクの歌총 (3) 개의 댓글
イーストウッド作「Hereafter(原題)」が控えるベルギー女優のセシル・ドゥ・フランスが激動の人生を送った実在の修道女を演じているのだが、これがなかなかイヤミな女に仕上がっている。
ふと、「サガン 悲しみよこんにちは」を思い出した。ジャニーヌにも、サガンのような刹那的で悲観的な部分があったのだろう。気性が激しく、自分勝手で、子供のまま大人になってしまった。だけど、誰よりも正直で勇気があったのも付け加えておかねばいけない。彼女は何か邪魔なものが自分の前に立ちはだかると、真っ向から戦うか、逃げるかしかできないのだ。とても不器用な人なのだと思う。だから彼女が多くの人から共感を得るのは難しいだろう。だけど、彼女が生きた抑圧的な時代背景と、何よりも母親からの愛情の欠如が、ジャニーヌをジャニーヌたらしめたのだ。情状酌量の余地あり。
なんでだか、どんな最悪の状況でも前に進もうともがくジャニーヌがいかにビッチであっても、私は応援したいと思うのだ。たぶん、何十回も絶交しながら。
或る程度の年齢に達した人。又はミュージカル映画ファンにとっては、デビー・レイノルズが主演した『歌え!ドミニク』であまりにも有名な歌の秘話。明るく楽しいメロディーの裏に隠された物語。
元々は、両親との確執が有った彼女にとっては、神に仕える事が唯一の心の支えだっであろう。だが、あれだけ世界中で大ヒットしてしまえば、それだけ世間が黙っている訳が無く。映画の始めの内に、歌は大ヒットし、一躍時代の寵児となる。
修道側としては良い宣伝にもなり…って事で、もっと歌いたいとゆう欲求の強くなる彼女と、修道側との間で対立が起きる訳だが…。
映画は良い意味でも悪い意味でも、彼女が持っている剥き出しのエゴイズムを、後半に掛けて全面に押し出して来る。
どう見ても、歌の持つイメージからはどんどんとかけ離れて行く。教会の圧力によってどさ廻りまで経験するが、それでも大ヒットを出したとゆうプライドを、どこかに持ち合わせている様にも見受けられる。
今の時代に検証して見ると、教会側の時代感覚のズレもあるが、それよりも“自業自得”的な雰囲気も窺える。
真実を知る事を、あまり気が進まない場合だって有るとゆうことですね。
(2010年7月25日シネスイッチ銀座1)
全く共感できない…
もっと時代背景を理解したうえで観ればよかったのかな?
それとも私の心が狭すぎるのだろうか…