レディ加賀
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02.09 영화관 안에서
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02.23 영화관 안에서
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クリシャ총 (4) 개의 댓글
疎ましがられた過去を持ち、不安もありつつも克服したクリシャを歓迎する家族達の喧噪の中で、独り不安定になっていく展開。
傍からみると、何やってるんだよとか、バカだなぁ、と咎めたり呆れたりとという印象を受ける様なことだけど、本人視点でみせている為、哀しさややるせなさ、同情心が先に立つ。
投げっぱなしに近いところも感じるけれど、ここからの掬いでは安っぽくなりそうだし、これはこれで面白かった。
子供だった頃空気が変わるのだけは分かった、一番本音を言っちゃいけない場所で言っちゃうあの瞬間。
今こんな作品観ると、みんな胸の内は隠してるんだなと思う。
ドランの作品も似た感じで胸の内がドロッと出てくるけど、この監督の描き方は独特で、心が消耗してしまった。
Honey, you don't have to study business just because it's what they
want you to do, all right? You're a very talented filmmaker and that's
what you should be doing with your life. You have a gift. And don't let
people tell you what you can and can't do with your gift.
いきなりのクリシャ・フェアチャイルドの画面いっぱいの顔... よくぞ顔の大写しから映画の入り方を”おぉ”ッと見ていると長回しやプロットポイントの激しく変わるノンリニアーな独特な表現方法や撮影方法に合わしたように不穏なサウンドトラックも映像にマッチしている。たぶん低予算で作られた実験的映画の要素が色濃く現れ、主演のクリシャ・フェアチャイルド以外の役者によるラインの棒読み加減が半端でないことも挙げられる。しかも監督が自分のことを映画製作に才能があるから諦めるな!なんて、母親(監督の実の叔母)に言わせる台詞をシナリオに取り上げるってサイコパスか?この映画監督は... サイコパスぶりを表す逸話... この映画のベースになっている2014年に制作したショートフィルムの映画「クリシャ」では確かにクリシャ・フェアチャイルドの右指の先の欠損はなくこの映画を観た時、どのようにそれをギミックを使って右の人差し指を無いように見せたのか分からずにいると後で犬のけんかを止めようと2014年の映画の撮影後に実際に彼女は無くしたと雑誌”ローリング・ストーン”のコラムに掲載されていた(2016.3.18より)。その事で彼女は今回は映画出演が出来ないと固辞していたけど映画製作者の監督として、
‘Yes! That’s perfect for her character.' と言ったとさ。
Where have you been? What have you been doing?
I have been living a life in which I have tried to become a better human
being. And that's as much as I'm interested in saying to you about it.
実の息子に和解を申し込むほど孤独な女性のクリシャ... 過去の失敗もお酒のせいで忘れてしまって自己都合のように話しを持っていっても、その度に子供の時に受けたトラウマは記憶に刻まれるように残り、そう簡単に忘れることが出来ない。例え大人になったからって許せるものでもない。それに対してまた酒を飲んで忘れる無限スパイラルのような繰り返し... ただ、この女優クリシャ・フェアチャイルドが酒を飲んで自分自身で人格形成を粉々にする時の彼女の表情がただ者ではないことを物語っている。デーモニックを地で行くような恐ろしい顔をキッチンの冷蔵庫からソオット覗き込むように家族をうかがう様子は異様としか言えない。女性として失礼かもしれないけどまさに適役。
日本ではあまりピンとこないサンクスギビング・デイという祝日... 正月に例える人もいるけれど、日本人の発想ではアメリカのサンクスギビング・デイのシチュエーションは理解するなんて到底叶わない。 それは、実際に使われている英語をいまだに誤訳や和製英語をそのまま放置し、英語を外来語としてカタカナ表記をするのをやめない限り、日本の行っている文化水準の低さではこの映画のアメリカが持つ文化的背景は到底理解は不可能で無理だし、そんな事、出来やしないので諦めた方が無難と言える。
アメリカでもタブー視している暗い闇も存在しているサンクスギビング・ディって何か? ネイティブアメリカンの立場からするとこのサンクスギビング・ディって酒を清教徒から勧められ、わざと飲まされ、寝込みを襲われ大虐殺にあった記念日なので、清教徒のコケージョンの想いとは180度違う”全米哀悼の日” とネイティブは位置付けをしている。 おまけにお人よしのネイティブは、以前に餓死寸前の多くのピューリタンの命を自分たちの少ない食料から彼らに分け与え、助け救ったオマケ付きだとさ
culturacolectiva.com(2019.11.22)のコラムより
それが転じて、現在ではこの日に各地に散らばっている家族も一堂に会して、アメリカで暮らせることを祝う意味合いがあるが、中には疎遠だったり不仲になっている者同士が顔を合わせることで、ひと悶着起こるケースも少なくない。
本作主人公の老女クリシャも、過去に犯した過ちを悔いて、ほぼ絶縁状態の息子に歩み寄ろうとするも、空回りするばかり。
とにかくいたたまれないクリシャを中心に描かれる本作は、悲劇であり喜劇でもある、いわゆるトラジコメディ。
感謝祭の食卓に出される七面鳥(ターキー)は、完全に心がつながっていない家族を繋ぎ止める唯一の象徴だが、しかしこれは食べ物から時限爆弾へと変化していく。
起爆スイッチを持っていたのはクリシャだけでなく、家族全員が持っていた。要は誰がスイッチを押すのか、なのだ。