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8mm총 (8) 개의 댓글
アダルトショップの店員マックス(ホアキン・フェニックス)が読んでいたのは「アナル秘書」だったが、そのブックカバーの下にはカポーティの「冷血」が・・・夢中になるほど殺人鬼に憧れていたのかもしれない。ハワード・ヒューズとかジム・ジャームッシュとかの映画ジョークも交えて喋るマックスがなかなかいい。
犯人を探し当てて逃げたトムですが、そこからが長い。依頼者の元へ戻ると彼女は罪の意識で自殺していた・・・しかし、スナッフフィルムの撮影現場まで探すなんてのは、すでに仕事の範囲を超えている。まぁ、謎の男を知りたいのはたしかだけど・・・結局は人を殺す瞬間に性的興奮を覚える異常者。現代だったら、ネットでもそうした違法ビデオが売買され、摘発も困難な時代なんでしょうね・・・あぁ、怖い。
もしかして、ハリウッドの闇をもっと描くつもりがボツ食らって、こんな中途半端な出来上がりになったのかな。
こんなに演技がうまいのにどうして歌手に転向したんだろう...もったいないです!!
そもそも、知らない娘の死を家族ともども身を危険にさらしながら、殺人まで犯して、探偵がやることではない、と言ってしまったら、それはそうで身も蓋もなくなるので、やめよう。娘ある父としての「正義感」が彼を動かしたのだ。。
言ってて空しいが、見せ場もある。犯人を主人公自らの手で殺すシーン。「殺してみろ」と吠える犯人に、引き金を引けないニコラス君。やっぱ殺せないよな、と思っていたら、娘の母に確認電話。許可を得、そして、殺す。変な緊迫感のあるシーンで印象深い。
所々で挟む家族との場面はいらないし、基本的にダラダラと何も起こらない展開が続き、オチが付いてから始まる復讐シーンは鬱陶しく感じる。
"SMのジム・ジャームッシュ"って、どんな皮肉か?こんな映画を作った連中に、ジャームッシュの名を挙げることすら許されない。
金持ちは変態で、普通の奴が異常者だ?みたいな驚きもしないワザとらしさにイライラ。