イギリスの上流社会を舞台に、息子のガールフレンドと情事を重ねた男が家族と共に破滅していく姿を描く恋愛ドラマ。監督・製作は「五月のミル」のルイ・マル。国際的なベストセラーとなったジジョゼフィン・ハートの同名の処女小説を原作に、「ストラップレス」(監督・脚本)のデイヴィッド・ヘアーが脚本を執筆。撮影は「ミシシッピー・バーニング」のピーター・ビジウ。音楽は「ふたりのベロニカ」のズビグニエフ・プレイスネルが担当。主演は「KAFKA
迷宮の悪夢」のジェレミー・アイアンズ、「ポンヌフの恋人」のジュリエット・ビノシュ、本作でゴールデン・グローブ助演女優賞を受賞した「ダンス・ウィズ・ア・ストレンジャー」のミランダ・リチャードソン、「モーリス」のルパート・グレイヴス。また、「巴里のアメリカ人」「リリー」などの往年のミュージカル女優レスリー・キャロンが共演している。
ダメージ총 (4) 개의 댓글
ちょっとだけの不倫だったら戻れたはずなのに、息子カップルがパリに旅行に出かけたときもブリュッセルの国際会議を途中ですっぽかして追いかける始末。一目だって気にしない。知り合いに見つかっても、息子の婚約者と話していただけだと言えばいい。そう思ったに違いない。
もう政治家なんて身分はどうなってもいい。妻とは離婚する。もう自棄のヤンパチ、日焼けのなすびだ。そんな不倫相手のアンナには暗い過去があった。外交官の父とともに様々な外国を転々としていたため友達もできずにいたが、やがて同じく孤独な兄と関係を持ってしまったのだ。そして、兄はアンナを失いたくないがため自殺をした・・・そんな過去のせいで「束縛されるのが嫌い」だと言うアンナ。そんなこと聞いたらますます愛おしくなる・・・あぁ、真面目男の転落人生スタート。
そして、ついにはアンナの方もスティーブンに会いたいがために息子と結婚を決めたと言う。金曜日の2時から5時にアパートで密会。そしてついには悲劇が待ち受けるのだった。
どうしようもない政治家。いや、野心はないからいい政治家なのだろう。しかし、何かにとりつかれたように突き進むとロクなことにはならない。こうした不倫に限らず、何事にも冷静になることが必要なのだろう。単純なストーリーながらも考えさせられる。ジュリエット・ビノシュは魔性の女といった雰囲気というほどでもないのだが、愛欲・肉欲を兼ね備えた恋愛体質なだけなのだろう。とにかく家族が可哀そうすぎる!
好きになってしまったのは仕方ない。
奥さんが
『なぜあなたは自殺しなかったの?』
と言った。
意味が分からなかった。
不純な恋愛感情を持ったら諦めるのではなく自殺しなければならないのか?
この作品、奥さんに魅力を感じないし、彼女にも全く魅力を感じない。
ただ、溺れてしまうパパは切なくもあり、またとてもセクシーであった。
ひとり娘がちょっと不憫かな💧
描写は一見エロいな、と思うのですが
流石フランス映画です。
内容が本当に考えさせられるものだった。
綺麗で、悲しくて、そして虚しくて。
フランス映画って、見終わった後
胸が苦しくなるんですよね笑
愛とか、親子とか、自分のコントロールとかとにかくなんかとても深いものを感じました。