凶悪犯たちにハイジャックされた囚人犯専用の護送機で、孤立無援の戦いを挑む男の活躍を描いた航空パニック・アクション。特異なシチュエーションとキャラクターが織りなすストーリーとアクションのおもしろさ、爆破シーンの迫力が見どころ。監督は音楽ビデオやCMの演出家として活躍し、これが初の劇場用長編となるサイモン・ウェスト。脚本は「デンバーに死す時」「ビューティフル・ガールズ」のスコット・ローゼンバーグのオリジナル。製作は「ザ・ロック」のジェリー・ブラッカイマー、音楽は「スピード2」のマーク・マンチーナと「グリマーマン」のトレヴァー・ラビンの共同。主演は「ザ・ロック」のニコラス・ケイジ、「訣別の街」のジョン・キューザック、「狼たちの街」のジョン・マルコヴィッチ。共演は新星モニカ・ポッター、「トゥリーズ・ラウンジ」のスティーヴ・ブシェミ、「素顔のままで」のヴィング・レイムズ、「キルトに綴る愛」のミケルティ・ウィリアムソン、「悪魔たち、天使たち」のレイチェル・ティコティン、「ウェールズの山」のコーム・ミーニーほか。
コン・エアー총 (20) 개의 댓글
『コン・エアー』
極悪犯・凶悪犯ばかり乗せた囚人護送機が奴らに乗っ取られた!
そんな状況下、ただ一人の模範囚、ポーが立ち向かう…!
『ザ・ロック』に続く、ジェリー・ブラッカイマー製作×ニコラス・ケイジ主演のアクション大作。
ブラッカイマーの娯楽作故、まあ荒唐無稽、荒削り。
あんな危険な連中一緒に乗せりゃ、そりゃあ何か起こるでしょう。誰も思わなかったんかい?
そんか囚人たちに翻弄され、無能な奴ばっか。唯一、連邦保安官のラーキンだけ奮闘。
そこら辺はご愛敬として、ただただ、ド派手な爆発、見せ場、大音量を楽しむべし。
クライマックス、墜落するコン・エアーと直撃するホテルは、廃墟されるモノホン!
このたっぷりのサービス精神こそ、ブラッカイマー印のエンタメ!
ポーは悪人ではない。
妻を襲おうとしたロクデナシどもを誤って殺してしまっただけ。この設定はもう健さんだね。
仮釈放される事となり、妻と服役中産まれた娘に会える今日この日を待ちに待っていた。
が、まさかの事態に巻き込まれ…。
正義感の強さから、奴らを放っておけない!
話はB級的だが、しっかりツボを抑えている。
この時期のニコケイはカッコ良かったね。
長髪をなびかせ、銃で腕を撃たれても怯まない、ニコケイ無双!
極悪犯凶悪犯、大進撃!
リーダー格のサイラス役のジョン・マルコヴィッチはいつもながらの怪演。彼の最期は壮絶!
他の囚人たちもインパクトある奴ら居るが、ある意味異色の存在際立つのが、スティーヴ・ブシェミ。
VIP・オブ・VIPってくらいの囚人で、他の囚人でさえビビり、サイラスもファンだと言うくらい。
でも、彼は何だったんだろうね…?
総合的には、やはり公開当時に観ていればそれなりに評価できたのだと思いますが、9.11以降に観ると、アルカイダがそのままアイデアを頂いたのでは・・・と疑問に思い評価を下げちゃいますね。金のかかりそうな役者のオンパレードなんだから、もっと心理戦を重視して、これでもかこれでもか!と出てくる破壊シーンは抑えて欲しかった。
だって、すんごい爆破に次ぐ、爆破なんですもの。それで押し切る、というね。細かい仕掛けはいっぱい詰め込んであるんですよ。ブシュミのパートなんて起伏を出してるし、女性護送官もいるし、それぞれの極悪人の紹介も期待を煽ってるしね。でも、それぞれがあんまり突き詰められてないっていうか、ちょっとホッタラカシというかね。ジョン・キューザックだって、役に立っているようないないような・・・
いや、でも、そんな粗い作りでも、押し切るってところが、逆に関心もしちゃいましたよね。映画を作り切るエネルギーがすごいよ。