ARGYLLE アーガイル
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ムルデカ MERDEKA 17805총 (2) 개의 댓글
いわゆる右派視点に偏っていることは認めつつも、戦後日本が制作した映画が常に左派視点に偏っていたところがあるので「おあいこ」でしょう。
ラストの島崎中尉、宮田中尉の墓前での捧げ銃シーンは素直に泣いていい。
ABCD包囲網により経済的圧迫を加えられた日本は南方資源を求めてアジア侵略を開始した。タイトルバックにもある通り。オープニングはジャワへの上陸作戦。そしていきなり、「黄色い人たちが救いに来る」という伝説が実現したと、日本兵を恭しく受け入れるのだ。そして、インドネシア独立のため、敗戦にもかかわらず二千人の日本兵は残り、圧倒的優位にたつオランダ・イギリス軍と戦うといったストーリー。
批判する云々より、ストーリーが退屈すぎて眠くなる。元々、日本軍はインドネシアを独立させるためというより、大東亜共栄圏を確立させるために赴いたんだから、ストーリーの進め方自体に違和感があったためだ。つまり日本帝国主義。“解放”という言葉そのものがおかしい。そして敗戦。インドネシアに残るというのも、いつか日本とともに反乱を企てようとする意図しか感じられないのも、故郷への想いがこのあたりで昇華してしまったんじゃないか?と感じられたからか。どうせなら、兵士たちが敗戦によって行くべきところが無くなったと感じさせるものが欲しいぞ。まぁいいけど・・・
とにかく、美談かもしれないが、これをほんの一握りの美談と思わせるほどの非道な侵略戦争との両面を描かなければ政治的意図が見え見えの映画でしかない!