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映画 聲の形총 (20) 개의 댓글
そこからずっとストーリーに取り込まれていた。
ストーリー、絵の綺麗さ、キャラクター、人間という生き物、全てにおいてよく考えられた良い作品。
この作品を知れてよかった。
良い作品ではあるが、2回目を見ようとは思わない。
理由はメンタルがキツいから...
撮り溜めてたので見た。すごく良かったです。
相手を受け入れた時に顔からバツマークが剥がれて行く演出すごく良いと思った。
傍観者として関わった大多数の人は、共感できるかも知れない。
しかし、それはあくまで傍観者の感傷か願望であることを意識して欲しい。
ストーリーは、主人公の石田くんが小学校時代のいじめの加害と被害を経験し以降他者との関わりを絶ってきたが、過去と徐々に向き合い、自分自信の弱さに気づき他者を認め生きていこうとする。
いいストーリーだと思う。
アニメーションも美しく、十分世界観に没入することができる。キャラクターも魅力的で感情移入できる部分もたくさんあった。
だが、これは何がテーマか?何を言いたのか?となると途端によくわからない。理由はテーマと内容に一貫性がないからである。
この映画の一番の問題はこれがコミュニケーションがテーマであるということだ。ストーリーは魅力的なのに、それを動かすテーマの掘り下げが浅く、むしろ偏見を助長するのではではないかと思う。
コミュニケーションの齟齬によるいじめ、いがみ合い、誤解という問題をストーリー上では解決したように見えるが、根本的な問題は一切解決してないし、しようとしていない。
登場人物は「良い人」ばかりではない。実際に偏見を持った人間は多く存在するのでそれは良いのだが、劇中の上野さんが発する「あんたがいなければ、こんな事にはならなかった」というセリフを誰も否定できていないのはかなり問題である。
上原さんの言うように西原さんはろう学校に行けば良かったのか?この答えは劇中にはないが、もちろんそれは間違っている。
じゃあ何が悪かったのか。
西原さんが空気を読まないからか?上野さんが発しているサインを西原さんが無視したことか?いじめられる子供に原因があるのか?
違う、最も大きな原因は大人が子どもを軽視したことだ。このいじめは担任と担任の存在を許す他の大人たちの責任である。確かに担任の無関心や無理解な態度は描かれるが、大人の責任を十分言及していないために問題がいじめられた子やいじめてしまった子の責任のようになっている。
西原さんという存在は他の生徒にとって今までのコミュニケーションでは上手くいかないという混乱とストレスを招く。それに対応するために必要なのは知識と理解である。手話の授業の場面で、上原さんが「なんで筆談じゃダメなんですか」と先生に質問したときの答えが「その方が西原さんが楽だから」というセリフには呆れ返った。これがこの映画を作った人間の理解なのか。
高校生になった子供たちが再会した時もこの知識による成長は描かれなかった。最も描かれるべきは「再会」ではなく、石田くんが手話を勉強して知識を得て西原さんを理解しようとしたことだったのではないか。なぜ鯉に餌をあげたり、遊園地に行くことで打ち解けるような表面的なことで問題を解決しようとするのだろう。
登場人物の「良い人」ではない人を否定することは容易いが、なぜ彼らが誤解や偏見を捨てられなかったか考えて欲しい。
良い映画は他にもたくさんある。
だが、もしこの作品を大人が子供に見て欲しいと思うなら、この映画に登場する大人同様に子どもを軽視していると私は思う。
自分と違う人(考え方も含めて)を理解しようとすること、想像力を持つこと、が大切ですね。想像力は、人間だけに与えられた能力ですから。
私も、人の声が聞こえづらくて、何度も聞き返して、「あっ、もういいや」と言われたことがしょっちゅう。それでも硝子の気持ちは解りづらかったので、私もまだまだ理解力が足りないです。
あと、先生の対応はダメですよね。