チャドウィック・ボーズマン

米サウスカロライナ州出身。ワシントンDCのハワード大学卒業後、イギリスのブリティッシュ・アメリカン・ドラマ・アカデミーで演技を学ぶ。2003年頃からTVや演劇界で活動し、「エクスプレス　負けざる男たち」（08）で長編映画に初出演。黒人初の大リーガー、ジャッキー・ロビンソンに扮した「42 世界を変えた男」（13）、“ソウルの帝王”ジェームス・ブラウンを熱演した「ジェームス・ブラウン　最高の魂（ソウル）を持つ男」（14）などの伝記映画で注目される。そして、「シビル・ウォー　キャプテン・アメリカ」（16）に、マーベル・シネマティック・ユニバース初の黒人ヒーローのブラックパンサー役として登場。単独映画「ブラックパンサー」（18）が歴史的大ヒットを記録し、アメコミヒーロー映画としては異例のアカデミー作品賞ノミネートを果たすなど、世界的な注目を集めた。「アベンジャーズ　インフィニティ・ウォー」（18）、「アベンジャーズ　エンドゲーム」（19）にも同役で登場し、「ブラックパンサー」続編など今後の活躍も期待された中、20年8月、大腸がんのため43歳の若さで死去。「ブラックパンサー」撮影中なども長らく闘病中だったことが明らかにされた。その他の主演映画に「マーシャル　法廷を変えた男」（17）、「21ブリッジ」（19）、Netflix映画「マ・レイニーのブラックボトム」（20）など。